その1は結構前です。
レンタカーで車を借りて1泊ドライブ旅行に行ってきました。
目的地は群馬県上野村。
どこじゃそこは?という気にもなりますが、御巣鷹の尾根といえばわかる人もぐっと増えることでしょう。
オラ自身、遺族というわけではないのですが、観光とはいえ飛行機を利用することもあるので一度は行ってみようと思い立ったわけです。
一人で行くならバイクで行けばいいのですが、今回は親が連れてってくれというのでレンタカーです。
借りた車はこんなの。
Toyota Pixel
以前借りた時は同じグレードでVitsだったような気がするけど今回は軽自動車でした。
狭い!けどそんな苦痛でもないのはSSみたいなバイクに乗ってるからかな。
コースはバイクで行くコースです。
7月にKさんといった時と同じコースです。
バイクでなら結構定番(定番というほどすれ違ったり抜かされたりはしなかった。神流川沿いはバイクでいっぱいだったけど)コースだけど、ここを車で行く人はほとんどいませんでした。
これだけの距離ですので普通なら高速道路使うでしょう。
ナビに従っていくと絶対に候補に上がらないコースです。
コースから外れましたとうるさいのでナビはオフにします
R299をひたすら走り志賀坂峠を超えて神流川沿いに。
志賀坂峠はバイクだとなんてことはないんだけど車で走るとカーブがきつくて運転してる本人が車酔いしそう。
たまに峠道とかバイクで走ってると車の後ろにつくんだけどこっちのペースに合わせようと走る車いるんだよね。
助手席の彼女とか後部座席の子供とか絶対車酔いしてそう。
バイクはさっさと前に出してしまう方が得策だと思った次第。
現地では定番といえる鍾乳洞「不二洞」とスカイブリッジを見学して終了。
まずはスカイブリッジ
観光専門の橋です
でかいな!
なかなか眺めがいいですよ
橋を渡るのに200円です。払わずに渡る不届き者もいるようです。
せめて子供がいる家庭は払うべきですね。
スカイブリッジっから上野村を展望。
どんくらい離れてるかわからないほど遠い。
みんな見上げてるよ
かなり大きい
工事現場のようだけど結構広い洞窟です。
富士山の鳴沢氷穴より洞窟っぽくないのが残念。
ここにきてうちの親が使用していた登山用の靴の靴底が完全に風化しててボロボロになってた、ということがわかりました。
10年以上履いてないからなぁ
近くのまほろばの里キャンプ場の駐車場と一緒に止めるんだけどそこまでの道がすごい。
急勾配に崖と断崖絶壁。対面の双方向通行とかブラインドコーナーの先がすごい危険。おまけに落石アリときた。
下りはローで降りても加速する急勾配です。
カーブではガードレールが多数大きく変形したりと「スピード出しすぎて突っ込んだね」という感じ。
初日はこれで終わり。
旅館は
国民宿舎やまびこの里。
結構いいとこだったけど、温泉じゃなかった感じ。
椅子が5つあって5人部屋っぽい。でも止まったのは二人。
山奥の宿なので夜になると全幅15センチくらいの巨大な蛾がいたり目を疑うような巨大なトンボが飛んでたりとさすが山奥だ
くるみ。
巨大な梅干しの種みたいなもんだろうと思ってたけどくるみに相当する種がメインで実は申し訳程度についてるだけだった。初めて知った。
翌日、本番の御巣鷹の尾根慰霊登山。
上野ダムまでは7月にKaさんと来たのでそっからちょっと先に行けばOKくらいに考えてたんですがそこまでの道がすごい!
急勾配に崖と崖の谷、対面の双方向通行とか・・・さっき書きましたね
ここら辺は国道を外れて山の中に入ると万事こんな感じ。
Kaさんと来た時に軽い気持ちでちょっと行ってみる?的に行ける場所じゃなかったよ。
ついた。御巣鷹の尾根登山口。
以外と開けてます。
ただしここだけ。
ここから山の中へ。
現場まで800メートル。高低差180メートル!
間違えやすいので念を押すけど御巣鷹の尾根です。御巣鷹山じゃありません。
ここまで道路拡張したのは砂防ダム建設のためと事故の慰霊のためらしいね。
慰霊登山はこんな感じでした。
800メートルの登山道に対し180メートル上昇なのでかなりきつめです。
全部の墓標に手を合わせて行こうと思ったけど急峻な坂にあるため下手に行こうとすると滑落する危険性があったので行けるとこだけね。
途中の石碑
当時のことがかなり詳しく書いてあります。
沢と尾根のマップ。
墓地のように区画割りされてます。
この先は飛行機の後部座席が山を下った現場になります
昇魂の碑
32年前のままの木。
黒焦げです。
なんかこう慰霊登山を追い越してここは尾根全体がお墓なんだと。
写真では見ていたのですが、ここで何が起こったかと考えると気が重くなります。
X(エックス)岩あたりを飛行機が飛んできた方向に向いてみる
その後、下山し上野ダムを見学した後、帰路へ。
正直言って行ってよかったと思います。
記録がいろいろな形で残っているため当事者や遺族でなくても記憶として体感できるし事故の大きさを実感できます。
今でも写真を見返すと不思議な気持ちになりますよ。